縁壱零式の刀は、誰が作った?誰のもの?どうなった?刀の色について

『鬼滅の刃』12巻第102話で登場した縁壱零式(よりいちぜろしき)の絡繰人形(からくりにんぎょう)の中から、出てきた謎だらけの黒い刀。
刀が出てきたのは第104話です。

古代たたら族について、私自身大変興味があるので刀鍛冶の里が大好きです。
そんなこともあって刀について、考察も交えながら熱く語らせていただきます。
ネタバレも含みますので注意です!

『鬼滅の刃』刀鍛冶の里の縁壱零式(よりいちぜろしき)は、何のために誰が作った?


縁壱零式(よりいちぜろしき)は、鬼殺隊の隊士が、鬼と戦うために作られた戦闘訓練用のカラクリ人形です。
このカラクリ人形は、始まりの呼吸の剣士と言われた継国縁壱(つぎくによりいち)をモデルにしています。

なぜ腕が六本あるのかは、継国縁壱の早い動きを再現するために六本の腕が必要だったからです。

この縁壱零式のカラクリ人形を作ったのは、小鉄くんの先祖です。
小鉄くんの父親は、急に亡くなってしまい、兄弟もいない小鉄くんは、たった一人でこのカラクリ人形を受け継ぎました。

しかし、大正時代から300年以上前の戦国時代に造られたこの縁壱零式のカラクリ人形は、その当時はすごい技術で作られましたが、今はそれが伝承されず追いつけないと、小鉄くんは嘆いていました。

この縁壱零式のカラクリ人形を見ていると、人形は魂の憑代(よりしろ)にもなるから、なんだか縁壱の魂が宿って、小鉄、炭治郎、無一郎の三人を引き合わせたのでは?と、私には思えてなりません。

縁壱(よりいち)って誰?始まりの呼吸の剣士?

縁壱とは、戦国時代の剣士で継国縁壱(つぎくによりいち)のことです。
刀鍛冶の里で炭治郎が、小鉄に話していた夢の中で見た人です。
彼が始まりの呼吸の剣士と言われるのは、全ての呼吸の基礎となる日の呼吸の創始者だからです。

鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を追いつめた最強の剣士でもあります。

炭治郎が夢の中で見た継国縁壱は、先祖の記憶として現れているようです。
炭治郎の竈門家の先祖にとって、縁壱はとても縁の深い命の恩人です。

縁壱に助けられた炭吉(すみよし)夫婦は、縁壱を大切な存在として日の呼吸と耳飾りを受け継ぎ大事にして来ました。

日の呼吸の型は、武術というより舞いのように美しかったから、神楽(かぐら)として竈門家に受け継がれて行きました。

何となく私は、炭治郎が炭吉の生まれ変わりのような気がします。

それと無念を残して死んだ縁壱は、ずっと無惨を倒す為に目には見えないところで色々と働きかけているように、私には思えてなりません。

『鬼滅の刃』縁壱零式(よりいちぜろしき)の刀は、誰のもの?どうなった?


炭治郎が、訓練によって縁壱零式のカラクリ人形を壊した時、人形の中から刀が出てきました。
その日輪刀は、継国縁壱(つぎくによりいち)の刀という説と、もう一説には継国縁壱の刀を模したものと言われています。
私の見解は、縁壱の刀をつくった刀鍛冶職人は、2本同じ刀を造ったのではないかと思います。

その匠の技の刀鍛冶職人は、もしかしたら縁壱零式のカラクリ人形をつくったカラクリ師も兼ねていたのか、それともそのカラクリ師と親子か兄弟だっだのだろうと思います。
だからカラクリ人形の中に刀を入れておく事が出来たと思いますが、なぜ入れたのかは謎です。

昔はたたらや鉱山関係の高度な技術は秘匿され、直系親族の一子相伝の口伝えがほとんどでした。
書物に残すことは稀でした。
刀の技術にしろ、カラクリ人形の技術にしろ、戦国時代の方が勝っているというのは、技術の継承が小鉄くんの一族のみでされていたからでしょう。
一子相伝だと、小鉄くんのように親が急に死んでしまうと、わからなくなってしまうからです。

縁壱の刀に関しては、縁壱は鬼となった兄の黒死牟(こくしぼう)と戦った時、寿命が尽きて死んでしまったので、どうなったのか不明です。
黒死牟が、そのまま縁壱の刀を放置したとも思えないですし、弟の遺体もどうしたのかを考えると、私はあまり追求する気になれません。

それはともかくとして、この刀は素晴らしい名刀であるのは確実です。
刀鍛冶の鋼鐵塚(はがねつか)が、その刀を研いでいる時に「素晴らしい」と感嘆していましたから。

戦国時代では「滅」の文字だけ刻まれていましたが、それ以降「悪鬼滅殺」の文字が刻まれるようになったそうです。

その日輪刀は、縁壱零式の中から出てきたので、その継承者の小鉄くんは炭治郎にあげて、炭治郎が持つことになりました。

刀を鞘から出した時、真っ黒で二人はさびてるとがっかりしましたが、そこへ鋼鐵塚がやってきて、いきなり「任せろ」と言い、日輪刀をひったくろうとしたので、二人は抵抗しましたが、誤解が解けると鋼鐵塚に刀を研いでもらい、そして煉獄さんの形見の鍔(つば)をつけてもらいました。

そして、最終決戦で炭治郎は無惨にボロボロにされ醜い姿となっても、煉獄さんの鍔をつけたこの刀を握りしめ、
心を燃やせ」「負けるな」「折れるな」と自ら鼓舞していましたが、それはまるで、煉獄さんが炭治郎に向かって励まし、後ろについて一緒に戦っているように私には思えました。

『鬼滅の刃』縁壱零式(よりいちぜろしき)の刀の色とは?

日輪刀は、なぜ黒いのか?
『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録』の中に日輪刀について、「色変わりの刀:色も力も使い手次第」とあり、「作られた刀は、使い手である隊士が手に取って抜刀した時に初めて色を帯びる。色は様々だが、黒はあまり歓迎されない。」と書かれています。

普段の色は素材の黒で、使い手によって色がそれぞれ変わります。
色が変わるのは、使い手の特性や呼吸との親和性を示して、黒い刀は特定の呼吸法への適性がない場合、通常の鋼の色(黒色)を保っているそうです。

ふつう鉄がさびると、赤茶色になってもろくなります。
カラクリ人形から出てきた刀は、おそらく黒いサビのようです。
黒サビの鉄は、赤サビと違って劣化せず長期間強度を維持することができます。

実際に法隆寺に使われていた釘が、黒サビの釘だったそうで、千年以上たっても使えると聞いたことがあります。
まさに高度な技術でつくられたものですね。

日輪刀は黒いままだと力が発揮されないようですが、半天狗と戦っている時に禰豆子(ねずこ)が、刀を握って彼女の爆血(ばっけつ)の炎で、刀を燃え上がらせたようです。
そして炭治郎の黒刀は、赫刀(かくとう)へと変貌しました。

しかし、その時の赫刀は禰豆子の爆血のおかげで赤くなったので、痣が出ているとは言え、まだ炭治郎自身が刀を赤く出来たわけではありませんでした。
その後、痣を発現した時透無一郎(ときとうむいちろう)も、自分の白刀を赤くすることが出来ました。

そのことも踏まえ、痣の発現と赫刀を合わせて、以下のように考察してみました。

痣(あざ)と赫刀(かくとう)の関連性と赫刀について考察!

『鬼滅の刃』15巻第129話の緊急柱合会議の中で、時透無一郎が痣を発現した時の状況を述べています。
無一郎は戦闘時、強すぎる怒りにより心拍数は二百を超え、体温は三十九度以上になっていました。
通常なら命の危険な状態です。
そこで死ぬか生きるかで、痣が出る者と出ない者と分かれるようです。

「痣は寿命の前借りに過ぎず、全盛期はすぐに終わる」と『鬼滅の刃』20巻第178話の黒死牟の回想で言われたように、この特殊能力は肉体にとって過剰な負担になるため、痣者は二十五歳になる前に亡くなっていました。

全集中の呼吸で一気に200以上の心拍数を上げ、血液を多く巡らせ酸素を最大限供給し、体中の全エネルギーを放出させることは、かなり強引なことで寿命が縮むのは当然です。

しかしながら、いくら自己発熱して体温40度で握り締めても、鉄の刀が燃えるのは有り得ないと思いますが、でも電気的作用なら、まだ可能性があると私は思います。
その可能性について、私は二つの仮説を立てました。

仮説1:高周波熱の作用によるもの。

日輪刀の中には、太陽の光が含まれているということは、光子(フォトン)がたくさんあるということですね。
ちなみに光子とは、光(電磁波)を粒子として捉えたときの最小単位の量子です。

光子はエネルギーの最小単位であり、電磁相互作用の媒体で電磁力を伝える役割を担っています。

人体の中にもバイオフォトンというものがあります。
生物が発する目に見えない超微弱な光のことで、すべての生命体から放出されています。

このバイオフォトンが、日輪刀の中に含まれる光子と化学反応を起こして日輪刀が光り輝くのではないかとも思いましたが、万力の握力で刀の温度が上がったと伊黒小芭内(いぐろおばない)が言ってたのをふまえ仮説をたてました。

高周波熱の作用によるものです。
ただ金属に高圧をかけても、分子構造が壊れるだけです。
そこに電気が起きないと、熱は発生しません。

高周波熱の仕組みを大雑把に言うと、コイルを巻いて高周波電流を流し磁力を発生させて、その誘導電流を利用して発熱させることです。

つまり、刀の柄を全集中の呼吸で握りしめることでコイルの役割となり、自分の生体電気またはバイオフォトンを極限まで高め高周波電流の代わりとして、そこで磁力が発生し誘導電流が刀身に流れて発熱するのではないかという説です。

それに日輪刀の材料の砂鉄または鉄鉱石は、磁力を帯びたものであれば余計発火しやすいです。
それで、刀身が赤く発熱して赫刀になるのかなと思いました。

仮説2:ジュール熱の作用によるもの。

その後、ふと人間電磁調理器なのかな?と思いつき調べてみました。
それで電磁調理器と電気コンロと、どっちだろうと考え電気コンロも赤くなるし、こっちの方がまだ理屈に合うかなと思いました。

刀の柄を万力の握力で握り締めて、そこに全エネルギーを凝縮させ生体エネルギーを熱エネルギーに変換する際に発生する磁場により、磁性を帯びた刀身に電流が流れ、電気コンロのようにジュール熱で発熱したように、刀が赤くなるのではないかと私は思いました。

『鬼滅の刃』22巻第191話で、瀕死の炭治郎が目覚めた時、「ギシ、ギシ」と音が鳴り、最後「メギ」と万力の握力の炭治郎の手が描かれてました。
私はこれを見た時、何だか凄くビリビリと電磁場を感じました。

音は音波で、物体が振動することで発生し、空気や液体などから伝わる縦波の波動現象です。
炭治郎の手と刀の振動が、まるで電磁場の中で共振共鳴を起こし増幅された周波数で、「ギシ」と音として聞こえるのかなと思えました。

日輪刀の素材は、陽光山から採取される猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)や猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)で、それは光を吸収する性質を持っていると、『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録』に書かれています。

量子力学的にみると、日輪刀は光子(フォトン)を多く含んでいるという事ですね。
光は、光子(フォトン)という粒子が群れて飛んでいる放射エネルギーであり、電磁場の一種です。

つまり日輪刀に吸収された光を放出させるには、熱や電気を大量に与えないと出来ないということでしょうか。
だから肉体を極限状態まで持っていき、生体電気というか全エネルギーをギューッと刀の柄に収斂(しゅうれん)し電磁場を発生させ、自己発電して刀身に電流を流し発熱させ、その際光の粒子が一斉に出るので、まるで太陽の光のような威力になるのではないかと思われます。

長々と小難しいことを述べてしまいましたが、私自身なぜこんなに真剣に赫刀の謎を考えているのかが不思議です。
ただの漫画なのに、量子力学的な解釈を持ち出すほどでもないのに、自分でも馬鹿げているなぁと思います。

でも『鬼滅の刃』は、なんだかリアリティーがあって、ついついあれこれ現実に照らし合わせて私は考えてしまいます。
そこも『鬼滅の刃』に引き込まれる要因の一つなのでしょうかね?

私は人の超能力とか超常現象にもともと興味があるので、その癖もあって見方がそっち方向になってしまうのもありますが、そうかと言って『ドラゴンボール』のかめはめ波や、『ナルト』の螺旋丸について考察しようとは思いませんけどね。(笑)

私は理系でないのでうまく説明できませんが、ザックリ分かってもらえれば嬉しいです。
分からなかったら、スルーして下さい。
それにしても、あれこれ考えると面白いものですね。

とにかく謎に満ちた刀ですが、この名刀のおかげで最終的に鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒す事ができて良かったと私は思います。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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