『鬼滅の刃』産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)こと、お館様(やかたさま)について、前編から引き続き語らせていただきます。
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ネタバレ注意です!
産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)の壮絶な最期!!
産屋敷(うぶやしき)ボンバーとは?
アニメ『鬼滅の刃』柱稽古編で、産屋敷家が爆発炎上した場面を見た多くの視聴者から、SNS上で出た言葉であり、その後鬼滅のトレンド語となりました。
私も初めてアニメで産屋敷家が爆発したのを見て、とても驚きました!
だからこの言葉を聞くと、すぐなるほどと思いました。
耀哉の家族道ずれの自爆は、私もはじめドン引きしました。
なぜ妻子が道ずれになったのかは、産屋敷あまねの記事で述べています。
このシーンは漫画よりアニメの方が、断然インパクトや迫力がありました。
初め見た時、ただ驚いて呆気に取られ、その後怒涛の展開で考える暇もなかったのですが、一通り話を把握すると色々考えるようになりました。
その時私は、耀哉の戦略を知ってようやく腑に落ちました。
産屋敷耀哉の強さは、力にあらず!統率力・分析力や先見の明!
産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)のたてた戦略について
『鬼滅の刃』23巻第198話の前の余白に表示されています。
「最強の肉体を持ち、太陽以外で殺すことができない無惨を倒す為の夜明けまでの戦略。
産屋敷耀哉が揺さぶり、先制攻撃。
珠世の薬を使う隙を作る。
↓
珠世の薬で弱体化。
↓
無惨 四種の薬の分析・分解に力を使う。
薬の効力で動きが鈍る。隊士の攻撃が有効になる。
↓
隊士たちが太陽の光の当たる場所に足止め、
猛攻により薬の分解に集中させない。
鳴女の存在、能力についても、これまで得た情報(鬼の出現の仕方の不自然さ)などから、産屋敷耀哉が分析、愈史郎が最も対戦相手として適しているとも判断していた」
この戦略をみると、いかに産屋敷耀哉が、用意周到に情報収集・分析し実行していたのかがわかります。
無惨の能力を確実に把握している所が何より凄いです!
よくそこまで分析で来たなあと、私は脱帽します。
聡明なお人柄でしたが、知性もかなり高いし、卓越した先見の明を持っているだけはありますね。
お館様の戦略を実際の状況と照らし合わせてみてみると、以下の通りになります。
①耀哉は自分を囮にして無惨をおびき出し、館には妻と娘二人だけにして無惨を油断させ、無惨が自分を殺そうとする瞬間に、耀哉は自爆して先制攻撃をした。
②珠世が薬を打ち込める隙を作るためであり、更に足止めさせるため、珠代が提案し活用したのか?棘の血鬼術を使った。(この血鬼術は、炭治郎が浅草で助けた鬼化した男性のもの)
③珠世は愈史郎の「紙眼」を使って、無惨に気づかれずに四種の毒を打ち込む。
④しかし無惨は無限城に逃げ込み、そこで始めの一種類の解毒に集中し珠世も吸収してしまう。
耀哉はそれも見越して、愈史郎の血鬼術「紙眼」を駆使させ、情報収集・伝達・共有を迅速に行わせ、隠れ家で待機していた息子の輝利哉に、上弦の鬼たちをそれぞれ柱たちに対峙させる。
耀哉は、上弦の鬼の中に追跡や情報収集に長け、なおかつ空間移動や異次元空間を操れる鬼がいると分析したので、珠世との鬼の毒や薬の共同研究はもとより、愈史郎の目くらましや情報収集・操作の血鬼術も重要視していたのが窺えます。
だから、耀哉にとって炭治郎の存在は、大きな転換となりました。
炭治郎の鎹鴉(かすがいがらす)が、珠世や愈史郎のことを報告し、耀哉はぜひ共同で無惨討伐を考え、そのため耀哉は珠世をずっと鎹鴉を使って探し、協力を申し出たのでしょう。
⑤上弦の鬼たちを全員倒した頃に、無惨は珠世の始めの薬(人間に戻す薬)を解毒し復活。
愈史郎のおかげで、上弦の鬼鳴女を攻略でき無限城は崩壊、無惨を地上に引きずり出すことに成功。
⑥夜明けまで無惨との死闘が続く。
想像以上に無惨は強く、鬼殺隊は苦戦を強いられる。
だが、珠世の薬の効力(始めの薬が解毒されると次に発動する薬で、老化を急速に促進させ細胞分裂させず死滅させる)で無惨の再生能力は衰え、夜明けまで何とか戦い、無惨は細胞分裂して逃げることも出来ず倒すことが出来た。
このように見ると、産屋敷耀哉の卓越した先見の明と分析力・行動力に、私は感服しました。
耀哉は、無惨は頚を斬っても死なない、猛毒でも死なない、唯一の弱点は太陽のみと確信していたのですね。
産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の対話について考察!
『鬼滅の刃』16巻第137話で、耀哉が無惨と対面した場面について、お館様(耀哉)が、無惨と話しているのを聞いてると、私も不思議な感覚になりました。
無惨が「この奇妙な懐かしさ。安堵感。気色が悪い」と言っている意味が、私は何となく気になりました。
千年以上も鬼であったにも関わらず無惨は、奇妙な懐かしさと安堵感を感じるのは何故でしょう?
産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)の顔は、ただれていなければ無惨と顔が瓜二つです。
『鬼滅の刃』16巻第138話の前の余白に、イラスト付きで書かれてました。
無惨は産屋敷家の血筋の者で、耀哉は子孫にあたります。
無惨の細胞か遺伝子の中で、まだ人であった時の記憶が呼び覚まされたのか、単に耀哉の1 /fのゆらぎ声の影響なのか、定かではないですが、私は不思議だなぁと思いました。
耀哉にとって永遠は人の想いであり、無惨にとって永遠は、太陽を克服した不死身の肉体です。
「大切な人の命を理不尽に奪ったものを許さないという想いは永遠だ」
「君は誰にもゆるされていない。この千年間一度も」
「この人の想いと繋がりが、君には理解できないだろうね。無惨」と、耀哉は言います。
耀哉は生まれた時から病弱で、剣術の稽古をしても、すぐ倒れてしまいましたが、本当は隊士と一緒に、鬼と戦いたかったのだと私は思います。
耀哉は死ぬことを恐れてないし、むしろどうせ死ぬのなら、必ず無惨に一矢報いると決意していたと思います。
耀哉は自分を囮にして自爆するのも、病魔にむしばまれ死ぬところを何とか生き抜いて、最後だけでも自分なりに策略をめぐらし、戦いたかったのだと私は思います。
耀哉は医者から死ぬと言われてもまだ生きているのは、「君を倒したいという一心ゆえだ…無惨」と言ってたからです。
耀哉はわざわざ珠代まで呼び出し、爆薬に棘を仕込み無惨を足止めして、人間に戻る薬を無惨に打ち込ませるなんて、随分念入りに計画を練ったものだと私は驚きました。
無惨は耀哉に対して、
「あの男は完全に常軌を逸している」
「私への怒りと憎しみが蝮(マムシ)のように真っ黒な腹の中で蜷局(とぐろ)を巻いていた。
あれだけの殺意をあの若さで見事に隠し抜いたことは驚嘆に値する」と言ってましたが、私はお館様が怒りと憎しみで、腹黒だとは到底思えません。
お館様・産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)は、1/fのゆらぎ声の持ち主です。
怒りと憎しみが渦巻いている人が、1/fのゆらぎ声を出せるはずはないと思います。
確かに常軌を逸していますが、無惨のような最強の敵に対して、通常の攻撃では通用しません。
突拍子もない大胆な策略でないと、到底かないません。
自分の代で何が何でも無惨を倒す、決死の覚悟だったと私は思います。
『鬼滅の刃』11巻第97話で、耀哉は炭治郎たちが上弦の鬼を倒した吉報を聞いて吐血しながら、「お前は必ず私たちが私たちの代で倒す」と言ってたからです。
ここで私は少し気になったのが、耀哉は「私の代」ではなく、「私たちの代」と言ったことです。
当主として私の代で倒すと、一般的にみれば「私の代」と言うのが普通だと思いましたが、やはり耀哉は病弱で人の手を借りて生きて来たのもあり、私たちとは家族や鬼殺隊全員ひっくるめて、言ってるのだなあと私は思いました。
耀哉の言動をみていると、私はワンネスの生き方をしているように思います。
まぁそれはともかく、策略によって柱全員集まり、ダメージを受けた無惨を鬼殺隊一丸となって倒す事が出来たので、結果的に耀哉の望む通りになりました。
それと無惨を前に殺意を隠しぬくことは、誰にも出来ないと私は思います。
それに無惨が安堵感を覚えるなんて、通常では有り得ないことです。
耀哉は全ての感情を超えた無我の境地に達しているから、無惨は全く罠に気づかなかったのだと思います。
無惨には、耀哉の考えが理解できません。
全く価値観が違いすぎるからです。
ある意味耀哉と無惨は、産屋敷一族の光と闇の存在なのかもしれませんね。
慈愛や自己犠牲も利他の心も、全ては一つ、無条件の愛でつながっているなんて、無惨には理解不能で嘲笑うだけでしょうからね。
お館様こと産屋敷耀哉は、生き様も死に様も本当に立派だったと、私はつくづく思います。
産屋敷耀哉の声優の森川智之さんは、変幻自在ヒーリングボイスの持ち主!
森川智之(もりかわとしゆき)さんの基本プロフィール:
1967年1月26日東京都生まれ、
神奈川県で育つ。血液型O型
デビューして以来アーツビジョンに所属して、
2011年アクセルワンを起ち上げ代表取締役となる。
幼少期は虚弱体質だったが、小学生高学年から体を鍛え始め、高校時代はアメリカンフットボールをして、体育教師を目指していたが、練習中に首を骨折し後遺症で断念。
そこで友人に「声が大きいから」と声の仕事を勧められ、アナウンサーの仕事を志した。
しかし、アナウンスより声優の方が楽しそうだったので、勝田声優学院に入った。
森川智之さんは入所当初から優等生だったので、発声(腹式呼吸と滑舌)の講師を任され五年間勤務。
その教え子に後輩の関智一、小西克幸、平川大輔(敬称略)などがいる。
関智一から今でも「先生」と呼ばれている。
腹筋と声帯の強さは、業界屈指!
必殺技の叫び声で、マイクを何本か壊したという逸話は有名。
声優デビューは、1987年外国人向け日本語教材のナレーションで、アニメやゲーム、吹き替え等色々活動、2003年「ラストサムライ」で、トムクルーズ本人に公認されたことで、トム・クルーズの吹き替えを専属で担当するようになる。
トム・クルーズと並んで専属で担当している俳優に、ユアン・マクレガーもいる。
他にもキアヌ・リーブス、ジュード・ロウ、アダム・サンドラー、マーティン・フリーマンなど数多くの吹き替えを担当している。
主なアニメ出演は、
「犬夜叉」奈落
「宇宙の騎士テッカマンブレード」Dボウイ
「ガラスの仮面」速水真澄
「金田一少年の事件簿」明智健悟
「クレヨンしんちゃん」野原ひろし2代目
「剣風伝奇ベルセルク」グリフィス
「NARUTO」君麻呂、波風ミナト
「スタミュ」魚住朝喜「スラムダンク」など多数に及ぶ。
アニメゲームも「戦国BASARA」「刀剣乱舞」「陰陽師」など多数出演。
ざっと経歴を見るだけでも並外れた声優なのに、その上に森川智之さんの声は、1/fのゆらぎを持つのだから更に凄すぎです!!
この声はまさに希少で、約1万人に1人の割合という説があるくらいです!
他にも美空ひばりさんや森本レオさんも、1/fのゆらぎ声だそうです。
ほんと森本レオさんのナレーションなんて、思わず聞き入ってしまいますが、森川さんのお館様の声にも、何となく聞き入ってしまいました。
まさにお館様の声そのもの!
心が自然に安らぐ感覚になりました。
今回1/fのゆらぎ声が、どんなものかを大体知ることができて、本当に良かったと私は思いました。
これからもアニメ『鬼滅の刃』を見て、お館様の声を聴き、私も癒されたいと思います。(笑)
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました
*他にも産屋敷家について総合的に深掘りしたレポートがありますので、どうぞこちらもお読みくださいませ!こちらへ☞産屋敷の家族や生き残りなど総合的研究レポート!:鬼滅の刃
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