鬼滅の刃・赫刀(かくとう)の条件と痣の謎、なぜ赤くなる?

『鬼滅の刃』関連

『鬼滅の刃』の赫刀の謎に迫ります!
赫刀の万力の握力って、どういうことなのかを考察しました。

赫刀の条件として、痣(あざ) の発現があります。
痣はなぜあらわれるのか、日輪刀の特徴についても解説します。

ネタバレ注意です!

日輪刀は、なぜ色変わりの刀なのか?

『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録』の中に日輪刀について、「色変わりの刀:色も力も使い手次第」とあり、「作られた刀は、使い手である隊士が手に取って抜刀した時に初めて色を帯びる。色は様々だが、黒はあまり歓迎されない。」

「日輪刀は、太陽に一番近い山である「陽光山(ようこうざん)」の砂鉄と鉱石を原料にして作られる。これらは陽の光を吸収するという性質を持っているため、鬼の命を断つことができる武器」と書かれています。

陽光山から採れる素材は、「猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)」と「猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)と呼ばれています。

普段の色は素材の黒で、使い手によって色がそれぞれ変わります。
色が変わるのは、使い手の特性や呼吸との親和性を示して、黒い刀は特定の呼吸法への適性がない場合、通常の鋼の色(黒色)を保っているそうです。

さて、ふつう鉄がさびると、赤茶色になってもろくなります。
人形から出てきた刀は、おそらく黒サビか、均一な酸化皮膜(さんかひまく)におおわれていたのでしょう。

ほかの日輪刀に比べて黒いのは、黒サビだからだとも思えます。
黒サビの鉄は、赤サビと違って劣化せず、長期間強度を維持することができます。

それ以外にも、純度の高い玉鋼を使って、優れた鍛造法で鋼を多層構造に加工した折れにくい錆びにくい刀とも考えられます。

実際に法隆寺で使われていた和釘(わくぎ)は、千年以上たっても使えると聞いたことがあります。
とにかく、高度な技術でつくられたものですね。

漆黒の刀の上質な素材は、きわめて純度の高い鉄の玉鋼(たまはがね)ですが、もしかしたらチタンが他の刀より多いのかも、それとも隕鉄が入っているのかもと思ってしまいます。

実際に隕鉄でつくった刀があると聞いたことがありますが、でもかなり難しいとも聞いてます。
鉄の素材についても、少し興味がそそられます。

赫刀(かくとう)とは?その効力は?

『鬼滅の刃』13巻第112話で、炭治郎が半天狗の分裂体と戦っているときに禰豆子(ねずこ)が、炭治郎の刀を握って彼女の爆血(ばっけつ)の炎で刀を燃え上がらせました。
そして炭治郎の黒刀は、赤くなり、爆血刀へと変貌しました。

しかし、このときは禰豆子の爆血のおかげで赤くなったので、炭治郎は痣(あざ)が出ているとは言え、まだ炭治郎自身が刀を赤くできたわけではありません。

第113話では、いきなり炭治郎の先祖の記憶が出てきて、耳飾りの剣士(縁壱)の刀も、普段は黒曜石のような漆黒なのに、戦う時だけ赤くなるのは不思議で、とっても奇麗ということでした。

炭治郎の刀も、縁壱(よりいち)とやり方が違いますが、同じように赤くなり、燃える刃の赫刀に半天狗の分裂体は、無惨の記憶のなかの縁壱の姿を炭治郎の後ろに見ました。
赫刀で切ると、上弦の鬼でも再生能力が遅くなり、灼けるように痛くなるダメージを与えることができます。
おそらく灼ける痛みは、太陽の光を浴びたくらいの痛みだと思われます。

その後、痣を発現した時透無一郎(ときとうむいちろう)も、黒死牟(こくしぼう)の戦いで自分の白刀を赤くすることができました。

この時の無一郎は、真っ二つに切られ上半身のみで、刀の柄を握る手は布でぐるぐると巻き、全身全霊の力をこめて握ると刃が赤くなり、黒死牟の脇腹にかなりのダメージを与えました。

そのあと、黒死牟は首を切られても再生しましたが、自分の醜い姿にうろたえ猛攻撃されるうちに、赫刀で刺されたところからボロボロと崩れ去っていきました。
赫刀の攻撃は、通常の日輪刀の状態より、はるかに殺傷能力があがります。

そのこともふまえ、赫刀の条件と痣の発現をあわせて、以下のように考察してみました。

赫刀の条件

赫刀を発動させるためには、まず痣が出ることがあげられます。
そして、伊黒小芭内(いぐろおばない)が、無一郎の最後の力をふりしぼって刀を握っていたことから、万力の握力で刃を赤くさせることができると考えました。

ほかにも、悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)の鉄球と不死川実弥(しなずがわさねみ)の刀がぶつかり合って、両方とも赤く染まりました。
痣者同士の鉄の武器のぶつけ合いでも、赫刀を発動できるみたいです。
『鬼滅の刃』20巻第175~第176話で、そのことが描かれています。

痣の発現について

『鬼滅の刃』15巻第129話の緊急柱合会議の中で、産屋敷(うぶやしき)あまねが痣の発現について述べています。

戦国時代の始まりの呼吸の剣士たちは、全員に鬼の紋様と似た痣が発現しましたが、痣については伝承があいまいな部分が多く、当時は重要視されていなかったのか、その後何度も鬼殺隊は壊滅させられかけ、継承が途切れたからかもしれません。
ただ一つ「痣の者が一人現れると、共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる」と、あまねが説明している途中で、

「始まりの呼吸の剣士の一人の手記に、そのような文言がありました」と言ったのは、当時まだ女の子の恰好をしていた輝利哉(きりや)でした。
実は次期当主として、この会議に参加してたんですね。

さて、「朱に交われば赤くなる」と言いますが、まさしく息もピッタリ呼吸を合わせていたら、おたがい細胞レベルで共振共鳴をおこし、身体能力や意識レベルもアップするんですね。

始まりの呼吸の剣士たちとは?

ここで、いったん痣のことはおいといて、始まりの呼吸の剣士たちについて説明します。
始まりの呼吸の剣士といえば、継国縁壱(つぎくによりいち)のことです。
炭治郎の夢に出てきた「耳飾りの剣士」でもあります。

では、始まりの呼吸の剣士たちとは、誰のことを言っているのでしょうか?
戦国時代の縁壱がいた頃には、すでに鬼殺隊があり鬼狩りと呼ばれていました。
その当時の剣士たちは、それぞれの剣技だけで戦っていました。
しかし、剣技や剣の型だけでは、強い鬼を倒すのは難しく、縁壱は自分の呼吸法を仲間の剣士たちに教え普及させました。
呼吸法を使うことで、身体能力が格段にあがり、剣士たちの実力も比例してあがりました。

これは私の推測ですが、始まりの呼吸の剣士たちというのは、縁壱に直接教えてもらった剣士たちだろうと思います。
そのなかには、炎の呼吸の二十一代目の炎柱や、月の呼吸の縁壱の兄の巌勝(みちかつ)もいたでしょう。

痣の発現条件とは?誰が発現した?

今の時代に最初に痣が発現したのは、竈門炭治郎(かまどたんじろう)でしたが、その発現方法がわからず、全然説明できないのでそのままでした。

甘露寺蜜璃(かんろじみつり)も、鬼の憎珀天(ぞうはくてん)の戦いで痣が発現しましたが、炭治郎と同じ「ぐあああ~」とか「メキメキ」とか、擬態語(ぎたいご)ばかりで、これも全然説明になりませんでした。

感性でとらえる人は、オノマトペで表現することが多いですね。
その点、時透無一郎(ときとうむいちろう)は思考と感性のバランスがとれているので、簡潔に的確に説明していました。

無一郎は戦闘時、強すぎる怒りにより心拍数は200を超え、体温は39度以上になっていました。
通常なら命の危険な状態です。
そこで死ぬか生きるかで、痣が出る者と出ない者とわかれるようです。

「痣は寿命の前借りに過ぎず、全盛期はすぐに終わる」と『鬼滅の刃』20巻第178話の黒死牟の回想で言われたように、この特殊能力は肉体にとって大変な負担になるため、痣者は25歳になると亡くなっていました。

全集中の呼吸で一気に200以上の心拍数を上げ、血液を多くめぐらせ、酸素を最大限とりこみ、体中の全エネルギーを放出させることは、かなり強引なことで寿命が縮むのは当然です。
つまるところ、人間の能力のリミッターを解除して、超能力を全開にするということなのでしょう。

上弦の鬼との激しい戦闘のなか命の極限状態に達したとき、悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)、不死川実弥(しなずがわさねみ)、冨岡義勇も伊黒小芭内(いぐろおばない)も痣が出ました。

しかしながら、いくら自己発熱して体温40度で万力の握力で、刀の柄を握りしめたとしても、鉄の刀が燃えるのはあり得ないと思いますが、でも電気的作用なら、まだ可能性があると私は思います。

万力の握力とは?

万力の握力って、そもそも何なのと思ってしまいます。
無一郎も炭治郎、伊黒も、握力は普通です。
力いっぱい握りしめてもしれてます。

『鬼滅の刃』22巻第189話で、伊黒はカラスの報告から推察して、「刃を赫(あか)く染めるのは、死の淵に己を追い詰めてこそ発揮される万力の握力」と思いました。
痣の発現そのものが、もはや人間の能力の限界を突破しているのに、さらに死に際の全てのエネルギーを凝縮して、刃を赤く燃えあがらせているようです。

だからこそ、握る力そのものではなく、握って意識をそこに全集中して、意識エネルギーによる電気的作用だと私は思いました。
その可能性について、私は二つの仮説をたてました。

なぜ刃が赤くなるのか考察!

仮説1:高周波熱の作用

日輪刀の中に、太陽の光が含まれているということは、光子(フォトン)がたくさんあるということですね。
ちなみに光子とは、光(電磁波)を粒子として、とらえたときの最小単位の量子です。

光子はエネルギーの最小単位であり、電磁相互作用の媒体で、電磁力を伝える役割をもっています。

人体の中にもバイオフォトンというものがあります。
生物が発する目に見えない超微弱な光のことで、すべての生命体から放出されています。

このバイオフォトンが、日輪刀の中に含まれる光子と化学反応を起こして、日輪刀が光り輝くのではないかとも思いましたが、万力(まんりき)の握力で刀の温度が上がったと、伊黒小芭内(いぐろおばない)が言ってたのをふまえ、仮説をたてました。

高周波熱の作用によるものです。
ただ金属に高圧をかけても、分子構造が壊れるだけです。
そこに電気がおきないと、熱は発生しません。

高周波熱の仕組みを大ざっぱに言うと、コイルを巻き高周波電流を流し、磁力を発生させて、その誘導電流を利用して発熱させることです。

つまり、刀の柄を全集中の呼吸で、握りしめることでコイルの役割となり、自分の生体電気またはバイオフォトンを極限まで高め、高周波電流の代わりとして、そこで磁力が発生し、誘導電流が刀身に流れて、発熱するのではないかという説です。

それに日輪刀の材料の砂鉄または鉄鉱石は、磁力を帯びたものであれば、よけい発火しやすいです。
それで、刀身が赤く発熱して、赫刀になるのかなと思いました。

仮説2:ジュール熱の作用

その後、ふと人間電磁調理器なのかな?と思いつき調べてみました。
それで電磁調理器と電気コンロと、どっちだろうと考え、電気コンロも赤くなるし、こっちの方がまだ理屈にあうかなと思いました。

そもそも人の体は、生体電気で動いています。
電気があれば、必ず磁場が発生します。
人の体は、トーラスのように生体電磁場におおわれています。

刀の柄を万力の握力で握りしめて、そこに全エネルギーを凝縮させ、生体エネルギーを熱エネルギーに変換する際に発生する磁場により、磁性を帯びた刀身に電流が流れ、電気コンロのようにジュール熱で発熱したように、刀が赤くなるのではないかと私は思いました。

『鬼滅の刃』22巻第191話で、瀕死の炭治郎が目ざめた時、「ギシ、ギシ」と音が鳴り、最後「メギ」と、万力の握力の炭治郎の手が描かれてました。
私はこれを見たとき、なんだかすごくビリビリと電磁場を感じました。

音は音波で、物体が振動することで発生し、空気や液体などから伝わる縦波の波動現象です。
炭治郎の手と刀の振動が、まるで電磁場の中で共振共鳴をおこし、増幅された周波数で、「ギシ」と音として聞こえるのかなと思えました。

日輪刀の素材は、陽光山から取れる猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)や猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)で、それは光を吸収する性質を持っていると、『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録』に書かれています。

量子力学的にみると、日輪刀は光子(フォトン)を多く含んでいるということですね。
光は、光子(フォトン)という粒子が、群れて飛んでいる放射エネルギーであり、電磁場の一種です。

つまり日輪刀に吸収された光を放出させるには、熱や電気を大量に与えないと、できないということでしょうか。
だから肉体を極限状態までもっていき、生体電気というか全エネルギーをギューッと、刀の柄に収斂(しゅうれん)し、電磁場を発生させ自己発電して、刀身に電流を流し発熱させ、その際光の粒子が一斉に出るので、まるで太陽の光のような威力になるのではないかと思われます。

長々と難しいことを述べてしまいましたが、私自身なぜこんなに赫刀の謎を、考えているのかが不思議です。
ただの漫画なのに、量子力学的な解釈を持ち出すほどでもないのに、自分でもバカげているなぁと思います。

でも『鬼滅の刃』は、なんだかリアリティーがあって、ついついあれこれ現実に照らしあわせて、私は考えてしまいます。
そこも『鬼滅の刃』に引きこまれる、要因の一つなのでしょうかね?

私は人の超能力とか超常現象にもともと興味があるので、そのクセもあって見方が、そっち方向になってしまうのもありますが、そうかと言って『ドラゴンボール』のかめはめ波や、『ナルト』の螺旋丸について、考察しようとは思いませんけどね。(笑)

私は理系でないのでうまく説明できませんが、ザックリわかってもらえれば嬉しいです。
わからなかったら、スルーして下さい。
それにしても、あれこれ考えると面白いものですね。

とにかく謎に満ちた刀ですが、この名刀のおかげで、最終的に鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒すことができて、本当によかったと私は思います。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

ほかにも、刀鍛冶の里のキャラクターについて、詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

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