獪 岳と善逸は兄弟?なぜ鬼に?過去と最後、声優は誰?

無限城編

『鬼滅の刃』無限城編での善逸と獪岳の因縁対決は、単行本17巻第143話~146話までです。
獪岳は、善逸の兄弟子でした。
そして最後、獪岳は見くびっていた善逸に倒されました。
かいがくが鬼になった理由や、善逸との過去の関係についても語らせていただきます。

ネタバレも含みます。

獪 岳(かいがく)と善逸(ぜんいつは)は、共に修業した兄弟弟子だった!

元鳴柱(もとなりばしら)の桑島慈悟郎(くわじまじごろう)の下で、獪岳と善逸二人は一緒に修行に励みました。
獪岳の年齢は、公式には不明ですが、少なくとも善逸が16歳なので、その年齢より上の兄弟子になります。

はじめマンガでは、獪岳が登場したとき名前がなかったので、ファンからは「桃先輩」と呼ばれていました。

それは獪岳が善逸に桃を投げつけ、「先生がお前に稽古をつけてる時間は完全に無駄だ!目障りなんだよ。消えろ!」と、どなりつけ責めていたからです。

獪岳は桑島のことを先生と呼び、熱心に雷の呼吸の修行をしていました。
先生の前では、とても優等生で何でも言うことをきくのに、できの悪い善逸にはボロカスにけなしていました。

善逸は泣いてばかりで、すぐ逃げ出そうとして、桑島にいつも止められていました。
桑島はそんな善逸をとてもかわいがっていたので、獪岳はジェラシーをメラメラ燃やしていたんでしょうね。

桑島がなぜ善逸を弟子にしているのかが、獪岳には全然わからなかったと思います。
桑島のえこひいきとしか、獪岳は思えなかったようです。
『鬼滅の刃』17巻第145話で、獪岳のセリフに「やっぱりあの爺贔屓(ひいき)しやがったな」と言っていたからです。

自分はこれだけ優秀なのに、こんなダメな奴と一緒に雷の呼吸の継承者にされてたまるか!
「ありえない!認められるか!」と、獪岳はずっと不満に思っていたようです。

桑島としては、獪岳は雷の呼吸・壱の型以外できて、善逸は壱の型しかできないので、二人一緒に切磋琢磨(せっさたくま)して、継承してほしいと願ったのに、獪岳はそれがまるでわかりませんでした。

優秀な自分とダメな奴と一緒にされるのは、プライドが許さなかったのでしょう。

『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐』の中で、新・上弦の陸(ろく) 獪岳の裏能力記録には、「弩級(どきゅう)の自尊心(じそんしん):他者と比較し、誰よりも特別な存在であると自負。自らを正義とし、自分を正しく評価する者につくことを信条とする。」と書かれています。

ド級のプライドというのは、自分より弱いものは全て見下して、自分の思い通りにならないと許せないんですね。

でも、獪岳自身も完ぺきではありません。
獪岳は、自分が雷の呼吸・壱の型ができないことを自覚して、自分のいたらなさをわかっていれば、もっと態度もちがっていたでしょう。

獪岳は、どこまでも自己中心的で、自分はつねに正しいと思い込んで、いっさい自分の非を認めない人でした。

なによりも悲鳴嶼(ひめじま)さんの寺で暮らしていた時、寺のお金を盗んだので、他の子供たちから責められ、獪岳は寺を追い出されました。
『鬼滅の刃』17巻第146話の前の幕間に、獪岳と悲鳴嶼との関係の中で書かれてました。

公式ファンブックで、趣味が博打(ばくち)と書いてありますが、趣味を超えて根っからのギャンブル好きなのではと思います。
獪岳はどうせ寺のお金を食べ物か、博打に使ったんでしょうね。

それに獪岳は、追い出されたときに鬼と遭遇し、自分の命と引きかえに寺の仲間を売ったんだから、自分さえよければいいという利己的なヤツだと私は思います。

獪岳は自分がやったことを、反省しているようには見えません。

獪岳の人生には勝ち負けしかない、まさにギャンブラーですよね。

獪岳(かいがく)は、最後善逸に倒された!

今までの善逸は、気絶したり眠っているときだけ、力を発揮していました。
しかし、獪岳のときは違います。
マジギレの善逸、かっこいい!と思いました。

善逸にとって桑島は、師匠をこえて本当の祖父と、思っていたのでしょう。
善逸は桑島を先生とも師匠とも呼ばず、「爺ちゃん」となれなれしく呼んでいました
善逸はじいちゃんが、大大好きだったのがうかがえます。

獪岳にとっては、師匠でもなく、自分を評価しない者は相手にしない、むしろ自分は尽くしてやったのに、後継者になれなかったことで恨んでいました。

獪岳は自分が鬼になったせいで、桑島が責任をとり、腹を切ったことなんて屁とも思わず、せいせいしたとせせら笑うと、善逸の怒りはマックスになり、獪岳を兄弟子と想う気持ちに決別できたようです。

「ごめん、兄貴」の言葉で、それがわかります。

そして、雷の呼吸・漆(しち)ノ型の火雷神(ほのいかづちのかみ)で、獪岳の首を一瞬で切り落としました!
獪岳は超高速の技に驚き、はじめ爺が善逸だけに教えたのだと勘違いしましたが、善逸に否定され、善逸が自分であみ出した七つめの技だと知ると、さらに怒っていました。

自分より劣っている善逸にやられた自分が耐えられず、その事実自体受け入れられず、悔しくて腹立たしくしていた獪岳。
でも、どうせ善逸も死ぬんだ、自分は負けたわけではないと思っていたら、いきなり愈史郎がひょっこり現れて、「独(ひと)りで死ぬのは惨(みじ)めだな」と捨てゼリフを吐き、善逸を助けたのが予想外の展開で面白かったです。

獪岳は愈史郎の言葉で、完全に自分の負けを突きつけられ死にました。

『鬼滅の刃』のストーリー展開には、まいど驚かされます。
この兄弟対決も善逸のセリフの中から、善逸は獪岳が鬼になっても、まだ昔の心情を引きずり躊躇(ちゅうちょ)していたように、私には思えました。

劇場版『鬼滅の刃』のアニメのエフェクトも素晴らしいですし、戦闘シーンも臨場感があって面白いです。
私は劇場版無限列車編で、『鬼滅の刃』を知ったのですが、今は原作を何度も読んで、奥の深さに感動しています。

かいがく (獪 岳)は、なぜ鬼になったのか?

『鬼滅の刃公式ファンブック鬼殺隊見聞録・弐』に、獪岳が鬼となったいきさつが簡潔に書かれています。
要約補足すると、以下の通りです。

「家がなく、泥をすする貧しい生活を送っていたが、岩柱のいる寺に引き取られた。
岩柱とほかの孤児たちと共に、貧しいながらも慎ましい日々を送っていたが、他の子供たちから盗みを指摘され、寺から逃げ出た後に鬼に遭い、命乞いして寺の子供たちと自分の命を引きかえにした。
その後、育手(そだて)の桑島に師事し、雷の呼吸の会得にはげむ。
しかし、任務中に上弦の壱と遭遇し、鬼になることを選択。
桑島から大切に育てられたが、嫌悪する善逸と同等に扱われることに不満を抱いていたので、生きていればいつか報われると信じ、鬼となる。」ということです。

獪岳は、上弦の壱の鬼・黒死牟(こくしぼう)に出くわし、自分よりはるかに強いとわかるや、体中の細胞が絶叫して泣きだす恐怖で、地面に頭をこすりつけて土下座しました。

そして獪岳は、圧倒的強い者にひざまずくのは恥ではなく、むしろ「生きてさえいれば、いつか勝てる。勝ってみせる。そう信じて進んできたんだ」と、必死の思いで生き延びようとします。

獪岳は生きることにしがみつき、死んだら負けだと思っていたようです。

すると黒死牟も獪岳に向かって、「鬼となり…さらなる強さが…欲しいか…お前も…」
「あの方に…認められれば…我らの…仲間と…なるだろう…」と言って、自分の血を与えました。

この「さらなる強さが欲しいか、お前も」というこの言葉で、黒死牟は獪岳と自分を重ね合わせて、自分と同じだと思い、鬼にしたのだと私は思います。

黒死牟も人間であった時は、最強の剣士として弟継国縁壱(つぎくによりいち)のように強くなりたいと、ひたすら努力してきましたが、25歳で死んではかなわないとわかり、強さを求めるために無惨の誘いにのり、鬼となりました。

結局二人とも「力こそが全て」で、良心よりも大義名分よりも、「力こそが正義」「永遠の強さ」を求める生き方だったんでしょう。

獪岳は、善逸のようなダメな奴と同じ雷の継承者にされたことが悔しくて、許せなくて、憎しみが渦巻いていたのだと思います。

だから自分の価値を認めてくれる者だったら、鬼であっても良かったのです。

獪岳自身が善逸にむかって、「俺を正しく評価し、認める者は善」
「低く評価し、認めない者が悪だ」と言い切っています。
それが、獪岳の善悪の基準です。

そして、獪岳は自分の存在価値は力だと、強い者こそがすべてだと思い込んでいたのでしょう。

ひたすら強くなりたければ、不死身の鬼になるのが一番です。
そうなると、獪岳にとって鬼になれたのは、願ったりかなったりなのでしょう。

最後に、獪岳が上弦の鬼になれたのは、黒死牟が今後の活躍を期待して推薦したからですが、無惨は呼吸をつかう鬼にはもう興味がなかったそうです。
公式ファンブックの「無惨の視点」に、書かれてました。

獪 岳(かいがく)の声優は、細谷佳正(ほそやよしまさ)さん

1982年2月10日生まれ。
広島県尾道市出身。
2004年から2014年までマウスプロモーションに所属していましたが、同年7月よりフリーになる。
愛称は「ほそやん」「ほそヤング」など。

若者キャラを演じることが多く、艶のある低音ボイスで、熱血漢やシリアスなキャラ、三枚目、天然系など幅広くされています。

元々は海外作品の吹き替えを中心に活動されていましたが、『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役でアニメファンに注目され始めたのをきっかけに、『NO.6』『坂道のアポロン』などでメインキャラを演じて大きく知名度を上げました。

方言のキャラクターを演じる機会が多く、地元の広島弁以外にも大阪弁や福井弁、長崎弁、秋田弁など色々されています。

特技はギター、ガンシューティングなど。

2017年春頃喉の状態が思わしくないということで、しばらく活動休止されていた時期がありました。

主な出演アニメ作品は、『テニスの王子様』『NO.6』『ちはやふる』『黒子のバスケ』『坂道のアポロン』『進撃の巨人』『ハイキュー!!』『ダイヤのA』『スタミュ‐高校星歌劇‐』『文豪ストレイドッグス』など多数。

アニメゲームでは、『無双OROCHIシリーズ』『金色のコルダ3』『夢王国と眠れる100人の王子様』『戦国BASARA真田幸村伝』『刀剣乱舞‐ONLINE‐』など色々あります。

以前はラジオ番組をされていましたが、今は「僕のみぞ知る世界」というユーチューブチャンネルで、オカルトや都市伝説などの動画を配信されています。

私が細谷さんを知ったきっかけは、『テニスの王子様』の白石蔵ノ介役です。
白石蔵ノ介のキャラソンは、なかなか良いので今も何曲か聞いています。
今どきの声優さんは、歌手と変わらないくらい歌が上手な人が何人もいます。
細谷さんもその一人だと私は思います。

他にもアニメゲーム『金色のコルダ3』の芹沢睦役の声も好きです。

『スタミュ』の天花寺翔役の声も好きで、獪岳の声を聞いていると、歌舞伎役者の天花寺翔の言い回しに似ているので、私としてはそれが面白いです。(笑)

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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