鬼滅の刃の人気の理由は?社会現象にもなった理由を徹底考察!

鬼滅の刃

『鬼滅の刃』はとっくに連載も終わり、作者も謎の人物で引退説も出ているのに、作品だけがまるで生き物のように独り歩きをして、ブッチギリの人気を博しています。
私は不思議でなりません。
なので、その人気の秘密に迫ります。

『鬼滅の刃』の社会現象はいつから?

2019年4月からアニメ放映され、8月に放送された立志編第19話「ヒノカミ」は、神回と言われ、そこで一気にブームの火がつきました。
それは燃え広がる炎のように瞬く間に広がり、マスコミも加勢し企業も次々と便乗して社会全体を巻き込みました。

2020年10月に公開された劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』は、コロナ禍で2020年の年間興行収入世界第1位となり、コロナ特需と言われるくらい、全世界の劇場を独占しました。
こんなアンビリバボーな出来事は、もう起きないかもしれませんね。

2020年の流行語大賞に、「鬼滅の刃」がノミネートされ、登場人物と同じように髪を染める「鬼滅カラー」も流行しました。
菅総理大臣が国会で、「全集中の呼吸」で答弁すると言ったり、某議員たちが「心を燃やせ」をキャッチフレーズとして今でも使っています。

『鬼滅の刃』の社会現象になった理由

①    コロナ禍のおかげ

2020年劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』は、今やウィキペディアに詳しく書かれているくらい、世界中を席巻した社会現象でした。

2020年の流行語大賞は、感染対策の「三密」でしたね。
2019年12月にコロナウイルス感染症が確認され、2020年1月に日本で感染者が確認され、3月にWHOがパンデミック表明し、それを受けて日本では不要不急の外出自粛となり、4月~5月まで緊急事態宣言が出され、世界中がこの未知のウイルスの恐怖と不安に翻弄されました。

そんな世界情勢だったので、大衆の話題となるハリウッドやディズニーの映画もなく、競合ゼロの期間にまるで申し合わせたように、キラ星のごとく『鬼滅の刃 無限列車編』が公開されました。

閉塞した社会の闇を断ち切るがごとく、「無限列車編」のキャッチコピーも「その刃で、悪夢を断ち斬れ」と「心を燃やせ」は、当時の人たちの心にグッとくる言葉だと思います。
かく言う私も、その当時体を痛めて悶々とした日々を過ごし、落ち込んでいたあの時、私は『鬼滅の刃』に興味がありませんでしたが、煉獄さんのポスターを見て思わず魅せられました。

②    SNSなどのネット媒体の普及のおかげ

私は2020年当時YouTubeで、無限列車編を熱く語る動画をたくさん見ました。
特に煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の素晴らしさを称賛するのに、自分も共感していました。

SNSやYouTubeなどのネットを介して、多くの人が共感して盛り上げて行ったのを、私は少し距離をおいて見ていました。
あの熱気というか、熱狂というか、とんでもないパワーでしたね。

YouTuberがどんどん参入して、新しい動画がめじろ押し!
テレビより、YouTubeやTwitter(今はX)などのネットが、今は主流のような気がします。

③    アニメ制作会社ufotableのクオリティ映像や、アニプレックス・集英社の情報・プロモーション戦略のおかげ

鬼滅の刃(アニメ)のウィキペディアの情報をもとに、私見を交え要約すると以下の通りです。

『鬼滅の刃』1巻~7巻冒頭までを映像化したテレビアニメ『「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』が2019年4月から5月まで放送された全26話の中で、特に神回といわれる第19話「ヒノカミ」は、テレビシリーズで炭治郎の最後のバトルシーンとなるため、今まで応援してくれた視聴者が、最大のカタルシスを得られる展開になるように、シナリオ校正の初期段階から注力されたそうで、アニメ制作者たちが最大の技術力と情熱をこめて、まさに全身全霊をこめ作り上げたものだと言えます。

作中の炭十郎が舞う「ヒノカミ神楽」の映像は、実際に衣裳を製作した上で振付師が踊った映像をベースに、複雑な衣装の動きも含めて映像をトレースしてすべて作画で制作されたそうです。

私も何度もアニメ第19話を見ましたが、禰豆子(ねずこ)の爆血と炭治郎の日の呼吸の炎のエフェクトが素晴らしかった!
でも何よりも「俺と禰豆子の絆は誰にも 引き裂けない!!」と、炭治郎が叫んだこのセリフが一番心に刺さり、思わず涙が出るくらい心が震えました。

炭治郎は下弦の伍・累(るい)の圧倒的な強さの前で死と直面したとき、亡き父親の言葉に導かれ、日の呼吸を開眼しました。
つまり、今までは奉納舞いとしてのヒノカミ神楽の円舞の型が、日の呼吸の剣技の型と変わったのです!

これをきっかけに炭治郎は、日の呼吸の使い手として意識して、ヒノカミ神楽の型を自分なりに剣技として体に落とし込み体得し、極めるためにひたすら努力して行ったのです。

第19話は、炭治郎が日の呼吸の使い手として目覚めた大事な場面でもあることを、制作者たちはちゃんと把握していると思いました。
彼らは原作を本当によく理解しリスペクトして、その作品を映像として余すところなく表現しているのがよくわかりました。

だから、私たちはその映像の素晴らしさはもとより、この作品を手がけた全ての人たちが込めた熱い想いの深さに、心動かされてしまうんですね。

アニメの制作は、多くの出資企業をとる製作委員会の形式が一般的ですが、「鬼滅の刃」のアニメに関しては、出資は企画・販売のアニプレックス、原作を出版する集英社、アニメーション制作のufotableの三者のみであり、テレビ局などの出資に頼らない形式となっていました。
この三社のみでタッグを組んだ創意工夫のプロモーション戦略が功を奏し、多くの企業の賛同を得て、社会全体まで巻き込んだとも言えます。

他にも、作品のキャスティング!
豪華な声優陣が、惜しげもなく勢ぞろいです!

音楽主題歌は、あの梶浦由記と椎名豪(敬称略)が、担当しているのもうなずけます。
私は『ツバサ・クロニクル』の楽曲が大好きで、そこで梶浦さんを知りました。
やはり音楽も、作品のクオリティーを上げる大きな要因であると思います。

第19話の「ヒノカミ」で、椎名豪featuring中川奈美の「竈門炭治郎のうた」の挿入歌が流れたとき、思わず私の心の琴線は振るわされ、涙がとめどなく流れてきました。

映像全て、登場人物、背景、着物など、描写のクオリティの高さもさることながら、特に刀の写実的な映像には、目をみはるものがあります。
もうこれは、芸術作品であり、芸術アニメだと私は思います。

鬼滅の刃の特筆すべき社会現象

劇場版『鬼滅の刃無限列車編』の国内興収第1位

劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』の国内興行収入が、407.5億円(2026年9月27日現在 興行通信 社引用)、全世界興行収入約517億円です。
2020年の年間興行収入世界第1位です。

そして、国内映画歴代ランキング第1位でもあり、第2位が劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第一章猗窩座再来』で、ちなみに興行収入は403.6億円(2026年現在)です。
無限城編は無限列車編を超えられるか?見ものでしたが、やはりコロナ特需のようには行かなかったですね。

なにより目をみはるのが、無限列車編は当時の興行収入404.3億円から、さらにリバイバル上映で407.5億円にまでなり、2020年から2026年の間に3.2億円も増えるなんてどういうことなのか、もう人智を超えていると思います。

マンガ『鬼滅の刃』の発行部数は?

『鬼滅の刃』全23巻は、全世界累計発行部数約2億2000万部、日本国内64億部で、2026年歴代漫画発行部数ランキングでは、7位(2026年7月)です。

ちなみに1位は、『ONE PIECE』115巻(連載中) 約6億部です。

『鬼滅の刃』2016年~2020年の4年3ヶ月の連載で、漫画の累計発行部数(電子版含む)が、2019年4月では350万部だったのが、2019年11月には2500万部に急増し、2020年5月には6000万部を突破し、約1年で17倍も数字を伸ばしました。

そして、2026年では約2億2000万部にまで達して、もはや異常というか、驚異的な現象です!
2020年5月から6年間で、6000万部→2億2000万部とは!
わずか6年で1億6000部も増加し、それもたった23巻なのに、これだけの数字を出したのは異例のことだそうです。

それも連載が終わって、これだけメガヒットする漫画は類を見ないでしょう。
鬼滅の刃は令和最初のメガヒット作で、書店で売り切れが相次ぐなど社会現象を巻き起こしたと言われています。
確かに紙の単行本なら、急激な需要に追いつけなかったでしょうね。

鬼滅ブームは漫画だけではなく、ライトノベルの『鬼滅の刃 片羽の蝶』『鬼滅の刃 しあわせの花』が、二冊の累計発行部数は176万部を超えました。

ブームの口火を切ったのは、アニメが放送されたことで、神回といわれた第19話「ヒノカミ」でSNS上で話題になり、それが瞬く間に全国に広がりました。
これほどの短期間で、老若男女問わず幅広い年齢層に波及するのは珍しいことだと思います。

鬼滅の刃の人気の理由

ざっと、10項目あげてみました。

  1. テーマが、わかりやすい。
    鬼と人間との戦いで、仇討ちと妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すために主人公炭治郎の二人の絆の深さ、仲間たちとも深く関わり、一致団結して戦う素晴らしさ。
  2. 弱い主人公が、努力して強くなる定番ストーリー。

  3. 主人公よりも際立つ、個性豊かなキャラクターが勢ぞろい。

  4. 主人公の炭治郎は、それぞれのキャラクターの引き立て役。

  5. 主人公炭治郎は、善人。
    鬼に対して、どうしてここまで優しいのかと思ってしまう。思いやりと理解力と懐の深さがスゴすぎる。
  6. 女性が好むところ。
    人情味あふれるキャラクターに叙情的な物語、情感豊かで、こまやかな人物描写が秀逸。私はこれにハマった!
  7. プロットの巧妙さ。
    話の先が読めないもどかしさ、意味がよくわからないから、逆に興味をそそられる。読者の「どうなってるの?知りたい」欲求を存分に引き出している。
  8. ストーリー展開のリズムが抜群。
    漫画もテンポがいいが、特にアニメのバトルシーンは、目まぐるしくスピード感と迫力にあふれドーパミン大放出だが、いきなり回想シーンになると叙情的で一気に気持ちが和み落ち着く、この絶妙な緩急のリズムが、視聴者を夢中にさせる。
  9. アニメ制作会社ufotableの全てのクオリティーの高さ。
    アニメの映像やバトルアクション、音楽も秀逸。
    思わず目をみはる迫力に圧倒される。どこまで映像技術は進化するのだろうか?もうワクワクして、引き込まれてしまう。
  10. 人は死んで終わりではない。
    炭治郎の家族は鬼に殺されても、炭治郎や禰豆子のピンチになると現れたり、胡蝶しのぶも死んで愛する家族と再会して喜んだり、魂の存在が描かれているので、鬼に殺されて悲しいけど、でもなんとなく気持ちが和らぎ、落ち込まなくて済む。

    これは心理的にかなり大きい。
    私は以前アニメ『進撃の巨人』も見ていましたが、あまりにキャラクター達が巨人に喰われたり、殺されてむご過ぎるので、すっかり嫌になりました。

鬼滅の刃の異常な人気とは?

鬼滅の刃ハマる理由は?

原作者は引退したのか、休業なのか不明なのに、なぜずっと人気なのか?
もはや『鬼滅の刃』は作者から離れ、世間に広まり火がつくと、社会の渦まく集合意識のエネルギーで増大して、まるで生き物か化け物のように社会現象を引き起こしているように思えます。

私から見れば、『鬼滅の刃』は神がかりのように思えます。
人間の意識や無意識の集合エネルギーで膨れあがって、さらに別の高次元のエネルギーも入っているのではないかと思ってしまいます。

なんとなく艮の金神(うしとらのこんじん)が、ついてるんじゃないかと、そんな気がします。
私は『鬼滅の刃』を知れば知るほど、不思議に思えてしまいます。

海外でも人気なぜ?

もとから、日本のアニメはクオリティーが高く、海外で評価されていました。
上記であげたように、人気の理由は世界的に共通しているのでしょう。

2020年は、異常な年でいた。
ありえないパンデミック表明に、世界中が翻弄されました。
そんな不安渦まく社会に、世界中の人々に勇気と希望を与えたのが、劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』でした。

あの当時は、世界中の経済が停滞し、特に娯楽産業は大打撃をうけました。
ハリウッドもディズニーも、世界中が映画製作どころではない状況に追いこまれたなかで、『鬼滅の刃』は運よく制作上映できたのが、私は不思議でなりません。

他の映画もありましたが、際立って気を引くものはありませんでした。
まるで申し合わせたように、このタイミングで出来るなんてもはや神業(かみわざ)です。

今も人気は衰えることなく、劇場版『鬼滅の刃 無限城編 第1章猗窩座再来』も海外で好評です。
今後も人気は、続くと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました